リバ剣とは
学生まで剣道をしていたけど、数年ぶりに剣道に復帰した人のことを世間ではリバ剣(※)と呼ばれています。
子供が剣道を始めるきっかけに乗じて剣道を再開するお父さんお母さんは私の周りでも比較的多いです。私も十数年のブランクを乗り越えたリバ剣の1人です。
剣道再開のためのハードルは大きく3つあります。
これを乗り越えないとせっかく思い立ったのにうまく続かず挫折してしまいます。
それぞれ紹介していきます。
一人でも多く思い立った人が無事復帰できるといいなと思います。
◇リバ剣に向けて大切なこと
1、道場選び
2、体力
3、防具
1、道場選び
道場について、昔馴染みの道場があれば心配いりません。その場合は躊躇なくその道場に通うことをおすすめします。その理由は昔馴染みの道場であれば知り合いが多いことや、道場の雰囲気、しきたりなど勝手がわかっているという精神的ゆとりがすごく大事です。
また、剣道だけでなく出会いの宝庫です。
これは新たな道場でも既知の道場でも共通して言えるリバ剣の魅力ですが🙄
インターネットで検索するといろいろなサイトが出てきますが、アテがない場合はこのようなサイトを通じて問合せてみるとよいかもしれません。
全日本剣道道場連盟 道場検索サイト
2、体力
強豪高校でバリバリやってた人なら問題ないかもしれませんが、何年も空いている人は素振りから少しずつ少しずつ慣らしていくことをお勧めします。
学生時代から20㎏以上体重が増えてしまった私は初回の稽古でいきなり面をつけて入ったらひざの上の内ももの毛細血管が切れたのか…内出血で真っ赤になりました。
また、頭の中のイメージと体の動き(現実)なギャップが大きいです。頭は現役のころのままですが、大抵足がついてきません。走ったり多少の運動も併せて始めることをお勧めします。
3、防具
最後に防具。剣道の防具はとても丈夫で長持ちです。コスパはすごいなと驚くほどです。押し入れに眠っている人はまず開けてみて使えるかチェックしましょう。
多少カビていたりするかもしれませんが、雑巾でカビを落とし陰干しでイケそうなら、ひとまずクリアです。最初は用具にこだわらずそれでいきましょう♪ダメなら防具そのものをクリーニングするという手もあります。
残ってすらいないという方、お財布事情によりますが思い切って購入しましょう。。
「最初だから安いものを…」と信頼性に欠ける通販で購入してひどい海外製の防具を見たことがあります。面垂が左右非対称で…とても使える代物ではなかったです😅
せめて剣道をやっている店主がいる防具屋さんの通販が安心できますよね。
そういう意味では京都の有名な東山堂の通販サイトは信頼できます。(ここの防具を第65回全日本剣道選手権大会優勝の西村英久選手も使用しているとか)
また必要なものがすべてセットになった「リバ剣セット」もあるのでこちらも覗いて見てはいかがでしょうか。
剣道着・袴も想像を超える進化していて、驚く方も多いと思います。
ジャージ素材なのに、見栄えも質も本物(綿)に近い素材など、用具選びも楽しくなりますよ。
◇あの尾身先生も…
あの超有名人もリバ剣でした。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(当時72)も実はリバ剣だそうです。残念ながら
この記事では見出ししか見れませんが、尾身会長はいまから7年前になんと半世紀振りに復帰されたそうです。
半世紀ぶりのリバ剣で現在四段をお持ちだそうです。お忙しい立場でありながら努力をされたことが復帰タイミングと段位をお聞きするだけで容易に想像できますね。
◇最後に
私が過去に単身赴任をした時も剣道をしていてよかったと思う場面がありました。知り合いのいない土地でインターネットで道場を調べて挨拶に行き、その場で先生から「防具を持って来ていいよ」と言われ稽古に参加をし、見知らぬ土地で人間関係が一気に広がった経験があります。
一人でも多く剣道を復帰したいと思う仲間が一歩を踏み出してくれることを期待しています。頑張りましょう!