竹刀の中結の正しい位置はどこ?
◇竹刀の中結あるある
自分で竹刀を直したり組み替えたりする時、中結いの場所がよくわからなくなることと思います。小学生のうちは竹刀を自分で手入れすることが難しいので親御さんが注意してあげるといいと思います。試合中に止めがかかった時に審判の先生から「物打ちが長すぎる」など指摘される場面もよくある光景です。目に余るときは竹刀の交換を命じられ、焦って竹刀を交換する光景もよく見ます。
しかしながら、その「中結の正しい位置」って調べてもなんだかはっきりしないので今日はそこをスッキリさせようと思います。
◇中結いとは
弦を竹刀の途中で縛るための細い革のことを指します。中結を縛る意味:中結を締めることで竹刀の強度を高めています。
中結を締める場所:切っ先(先革)~竹刀全体の4分の1の長さの部分と規定されています。物打ちの境目を示すものでもあります。
◇竹刀の中結を締める位置
上記規定の通りですが、「1/4って!」なんだかアバウトですよね!??なんとなく長いとか指摘されるのも何なので、だいたいですが「長さ」を具体的にしました。ぜひ参考にしてください。
◇竹刀の全長と中結の位置
小学生以下のサイズ--------------------------------------
○36(さぶろく)
竹刀の全長 / 約111cm
中結いの位置 / 先革から約28cm
○35(さぶご)
竹刀の全長 / 約108cm
中結いの位置 / 先革から約27cm
○34(さぶし)
竹刀の全長 / 約105cm
中結いの位置 / 先革から約26cm
○32 (さぶに)
竹刀の全長 / 約 99cm
中結いの位置 / 先革から約25cm
○30(さぶぜろ)
竹刀の全長 / 約 92cm
中結いの位置 / 先革から約23cm
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中学生~一般
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○37
竹刀の全長 / 約 114cm 中結いの位置 / 先革から約28.5cm
○38
中結いの位置 / 先革から約29.3cm
○39
竹刀の全長 / 約 120cm 中結いの位置 / 先革から約30cm
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切れた面紐や、ビニール紐などであらかじめ長さを測って防具袋に入れて持っておくと便利です。
また、試合会場では中高生・大学生であればパンフレット(A4)の縦の長さが29.7センチなのでパンフレットに合わせて調節すると良いと思います。
◇追記(中結の結び方はこちら)
※2020/11/2現在
竹刀の修理方法を記載したページの閲覧数が以前よりも増えてきています。いつもご覧いただきありがとうございます<(_ _)>
面マスクやシールドを着用し、ルールを守って新型コロナへの感染対策を十分に行った結果目立った感染者も出さず着実に前に進んでいると感じています。
ページに来訪下さる皆さんの推移を見て剣道全体が動き出しているのだな~とうれしく思っている今日この頃です。
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